でも、広島じゃ。。。
なんで松江では良かった構成が広島じゃダメなのか?それは、人口の違いと言うかユーザ数の違いがモノをいいます。ウィキ先生によると、広島は281.1万 (2019年6月1日)、島根県は66.52万 (2021年2月1日)と、4倍程度人口比があります。改めてみるとスゲェな。Biglobeのユーザ数がコレに比例しているとすると、、ユーザが1/4だから、設備も1/4でいい…なーんてことはなく、せいぜい機器のグレードが下がるくらいで、構成は同じようなものが必要となります。だもんで、ユーザ数が少ないところは経営の効率が悪くなり、その分ユーザ数の多いところから回収する…つまり、比較的少ない投資でユーザに我慢をさせることになります。インターネットで言えば、速度が出なくなるってワケです。
しかし、東京のように巨大な需要が見込め、エリアもそこそこ狭い所では、集中的に投資して快適かつ収益も良くなるって、まさに勝利としか言えない場所もあるわけですが、広島はそういう意味では、ダメなパターにハマりきってる程度の規模なのかもしれません。
だもんで、大手がサービスしてくれるギリギリのイナカが一番ユーザが得をするってワケです。ビバ地方!ネットは地方の味方だ!!ハンパはイクナイ!!
まぁ、そんな嘆き節はともかく、工夫により改善が見込めるならばやってみる一択です。
ただ、、、イロイロ前提があるわけでして、、
完全自由なオンラインストレージってのは、ほんとに使い勝手がいいですし、何を見ていても絶対にホテルにバレないってのも、気分が楽です。マジで、この環境は手放せません。
なので、このリモート環境を維持するのは至上命題でもあります。
一般に、こういったネットの遅さに対応するには、IPv6インターネットをつかって、フレッツ内ではボトルネックの少ないIPv6を使って、手続きが簡易なゲートウェイを用いてv4-v6を行き来する方法をとります。Biglobeでは、IPv6にIPoE、v4-v6変換にMAP-Eという手段を用います。コレ自体は悪い構成ではなく、また無料で使わせてくれるってのも見逃せません。
まぁ、こんなカンジでv4-PPPoEを通らないと、ボトルネックが少なくて幸せになれます。この辺の話も、その内します。
ですが、リモートアクセスとMAP-Eは、原理的に両立しません。
つまりは、上図のようにMacBookからは、ルータのグローバルアドレスに向かって通信を開始しますが、インターネットを見る関係で、ルータのデフォルトルートはIPoE-MAP-Eトンネルとなります。そうなると、MacBookに帰ってくるパケットのIPアドレスはMAP-Eのv4アドレスとなってしまい、MacBookはこのパケットを受け取りません。MacBookのIPアドレスは、リモートという関係で、不定です。そりゃそうですよね、どこでも繋げられるのがこれのいいところなのですから。なので、スタティックルートを書くっていう逃げ道が存在しないのです。。。
じゃあ、どうするか?コレはルータが2台あれば解決します。実は、笛あおい。はIPoE経由のインターネットを契約すると、自動的にPPPoEは使えなくなると思いこんでいました。ですが、実は両立出来ることを知ると、申請から2時間で下図のような環境を構築し、通信に成功します。
と、まぁこうすれば、リモートアクセスと通常のネットアクセスが独立し、両立できるようになります。コレってネットワーク的には結構ギリギリセーフなのですが、セーフはセーフです。WiFiのアクセスポイントが実はルータとしても動かせた & BiglobeのIPoE-MAP-E対応だったのが大きかった。コレにより下記のように改善されました。マジで!? ってなりました。100倍って何だそれって感じです。もちろんyoutubeはIPv6ネイティブ経由なので、快適さはそのままです。
よし!じゃあWiFiルータじゃなくて、IX2106をもう一台買えば、超幸せじゃね!? と、思ってamazonでルータを注文しました。今思えば、コレが地獄の始まりなのでした。
(続く)
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